ココ・シャネルの「ココ」って本当はどっち? 名前の由来
シャネルの創設者であり、20世紀を代表するファッション・デザイナー、ココ・シャネル。
現在では、香水の商品名にもなっているこの「COCO ココ」。
名前の由来ってご存知ですか?
調べたところによると、なんと2説あり。
①歌手の名前が由来
1883年にフランスで生まれ、本名は、ガブリエル・ボヌール・シャネル。
父親に捨てられ孤児院で育つことになったシャネル。
孤児院を出てもすぐに仕事に就けるように、
シスターたちは熱心に裁縫を教えていたそうです。
やがて18歳になり、
孤児院を出て洋裁店のお針子として働くようになったシャネルは、
当時、パリで流行っていたカフェで行なうコンサート「カフェ・コンサール」に魅了されていました。
ココ・シャネルの夢は、このカフェ・コンサールの歌手だったのです。
面接を受けて採用されたシャネルの持ち歌は、2曲
「Ko Ko Ri Ko(コケコッコウ)」
「Qui qu’a vu Coco dans le Trocadero(トロカデロでココを見たのは誰)」
この2曲の曲名に出てくる「コッコッ」「ココ」から
彼女が舞台に立つと観客は、ニワトリの鳴き声「コッコッ」「ココ」と声援を送ったそうです。
こうしたことから、いつしかシャネルは、「ココ・シャネル」と呼ばれました。
誰もが知る「シャネル」ですが、
ココ・シャネルが実は歌手を目指していたなんて意外ですね。
②父親から呼ばれていたという由来
そしてもう1説は、書籍「素顔のココ・シャネル」に記載。
子供のころ、父親から「ココ」と呼ばれていた、という説。
2つの説を持つ「ココ」どちらが真相なのか分かりませんが、
本当の事がわかれば言い伝えられていた真相が歴史を変えます。