シャネルの映画から学ぼう!美しい着こなしとピグマリオン精神
ガブリエル・シャネル で学ぶ気品ある着こなし方
ヤン・クーネン監督の『シャネルとストラヴィンスキー シークレット・ストーリー』(原題:Coco Chanel & Igor Stravinsky)。シャネルファンの方なら、すでにご覧になった方もおられるでしょうか。
恋多きココと、彼女が愛情を注ぎサポートしつづけたロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーとの恋が描かれたストーロー。
恋といってもズバリ不倫。
新進気鋭、若手ストラヴィンスキーは、オペラ座での公演で大ブーイングを受け、厳しい芸術の世界で激しい痛みを伴います。一方、既にデザイナーとして有名になっていたガブリエル・シャネル。
傷を負ったストラヴィンスキーには妻も子供もいるのですが、「私が力になってあげる」と資金を援助し彼の仕事を全面的にサポート。
ここでびっくりなのが、養うといっても、「家族一家まるごと」です😱
郊外にあるシャネルの豪邸に招かれて「今日からここに棲みましょう」ってことになるのですが、ストラヴィンスキー一家の神経の図太さにはちょっと感心しますw
パトロン生活ってこんなもんなんですかね・・🤔
映画ではシャネルの自立し成功した実業家であったからこそ、逆にかえって一人の女性としては危険な匂いを漂わせているようにも感じました。
二人の最後の別れ、ストラビンスキーが放った言葉はグサっときました。
「君は芸術家じゃない、洋服屋だ」
(今となっては歴史に残るスーパービッグブランドになってますけどねっ)
↓ 主演のアナ・ムグラリスさんかっこいいー💗 着こなしはシャネルファンなら必見です!!
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(こちら : 2007 pre fall dress )
映画の中では、シャネルのデザイナーであった故カール・ラガーフェルドが直々に手がけたという衣裳が登場するのが見どころです!「まだ見てないよ」って方はぜひチェックしてみて下さい。😊
さて、この『シャネルとストラヴィンスキー シークレット・ストーリー』をみて分かる通り、ココ・シャネルは無名時代から多くの芸術家を支えてきました。
題名にもあるストラヴィンスキーのほかにも多くの無名アーティストたち!メンツはなんと パブロ・ピカソ、ルキノ・ヴィスコンティ、ジャン・コクトー!!今はビッグネームのアーティストで知らない人はいないくらい。彼らの名は『ココ・シャネル』でも登場していますね。
そんな芸術家を育てようという彼女に敬意を表して、ココシャネルを“ピグマリオン”と呼ぶ人もいると知りました。
でも、「いや、ちょっと待って、そのピグマリオンって何?」なんだかちょっと高級そうな庶民とは違うトーン。知っておくとちょっとした会話のネタに使えそうな気もしたので少し調べてみました。w
「シャネル・ピグマリオン・デイズ」の「ピグマリオン」ってなに?
「ピグマリオン」って誰?
ギリシャ神話に登場する男の名前だそうです。
このピグマリオンという男、「現実に理想の女性なんていない〜」と失望し、あるとき自分の理想の女性を彫刻で作り上げてまったらしい。その出来上がった像を眺めているうちに、「服を着てないなんて恥ずかしいじゃないか」と思い始め、彫像のために服を彫り、さらには「お腹が減ったよね」と食事を用意し、「今日は寂しくなかったかい」と話しかけたりするようになったそうです。
気づけば彼は自分が作った彫刻に恋をするように😱
「どうか人間になってくれ」と願うようになった彼は、その彫像から離れないようになり次第に衰弱していきます。(ちょっと怖いけど悲しい)
そんな哀れな姿を見かねた神アプロディーテーが彼の願いを叶えて、なんと彫像に生命を与え人間に変えることにしたのです。挙げ句の果てにピグマリオンは彫像を妻に迎えるいう物語。
え??それでなんで、この男の名がなんでココシャネルの別名になるの?
となりますよね・・
“Pygmalion ピグマリオン”という言葉は、ギリシャ神話の意味から派生して違う意味を持つようになります。
「才能を信じ支援して、開花させる人」という意味でも使われるようになり、ココシャネルは芸術家たちを支援した人、つまりピグマリオンと呼ばれる人材のひとりだった、というわけですね
叱るより褒めた方が子供はよく育つ?(ピグマリオン精神)
さて、1964年にアメリカのロバート・ローゼンタールという教育心理学者が行った実験がとても興味深い!
実験では、教師がある生徒に期待をかけ、あると生徒には期待をかけず教育したところ、「期待がかかった生徒グループにだけ明らかな成績の伸びがあった」との結果が出たというのです。
「人は期待された通りに成果を出す傾向がある」という実験結果から、そんな他者への期待が与える心理的効果をピグマリオン効果と呼ぶそうです。
確かに「誰かに期待を持たれている」と思うと、モチベが上がって頑張れる!ってことはありますよね。
(お子さんやダンナさんには叱るより「期待してるよ!😊」ってアピールする方がいい結果を生みそうです)
ココシャネルのピグマリオン精神は現在のイベントにも
そんなココ・シャネルのピグマリオン精神は、今もなおブランドの核として、しっかりと根付いていると言われています。その一例が、この「CHANEL PYGMALION DAYS CLASSICAL CONCERTS (「シャネル・ピグマリオン・デイズ」)。
このプログラムは2005年にスタートし、若手音楽家たちを育てるために始まりました。
今後の成長を見守り、応援していこうということで、シャネル銀座ビルの「CHANEL NEXUS HALL」(4階)で無料で聴くことができます👍(抽選制 : 応募方法は下記↓)。
フレッシュな魅力に満ちあふれているアーティストたち。資金的に援助できなくても 会場に足を運び、アーティストにに応援の気持ちを表すだけでも、芸術を支えることになると思います。
あなたもピグマリオン!になれるかもしれませんね😊
ついでに同じビル内にあるシャネルのお洋服もチェックできるので、目の保養の機会にもなります!!シャネルブティックの屋内は、日常とは一味違ういいオーラを感じ取れますのでステキな時間の過ごし方になると思います😊。
さてさて、余談ですが・・
先の『シャネルとストラヴィンスキー」の映画には、カールのお気に入りで、シャネルのミューズとしても有名なアナ・ムグラリスが主演しています。気品のある凛とした美しさが魅力の女優さん。ある意味、カールもピグマリオン精神があったのかもしれませんね。アナ・ムグラリスさんの着こなしはシャネルファンなら必見ですよ!ぜひぜひご覧ください ٩(ˊᗜˋ*)و
シャネル・ピグマリオン・デイズ 2022 はこちら (応募締切)
シャネル・ピグマリオン・デイズ 2023 はこちら
(応募はまだ大丈夫!2022/6末まで)
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