シャネル イタリアのレザー工場を買収 皮革工場を取得
本日は、先週のシャネル関連のニュースから
シャネルは、イタリアのレザー工場「Conceria Gaiera Giovanni」を買収
昨年は、こちらもイタリアのプリント、型押しレザー業者「Samanta社」を取得。
引き続きレザー関連のサプライチェーンを強化しているようです。
今回、買収する「Conceria Gaiera Giovanni」は、
10年以上にわたってソフトレザーをシャネルに供給してきました。
シャネル、同工場へ「アプローチを行った」ことを認めているが、
取引額など詳細については伏せています。
「今回の取引は、双方の利益が一致したことで実現したもの。
Gaieraは長期的な発展を約束してくれる手堅いパートナーを求めており、
シャネルも、自社の事業およびラグジュアリー産業全体にとって重要な工房を継続させ、支援したいという思いがあった」と話しています。
イタリアのレザー工場「Conceria Gaiera Giovanni」とは・・・
ミラノから程近いロベッケット・コン・インドゥーノで1946年に創業。
山羊革、シープスキン、牛革などの加工を専門としており、
90年代から多くのクチュールメゾンに素材を供給しています。
「シャネルの戦略に則り、同社は他の顧客との取引も継続していく」という。
2018年には、倫理的基準を満たした調達が困難だとして、
シャネルはエキゾチックレザーの使用廃止を発表した。
シャネルがこれまで獲得した工場
シャネルは、工場の買収を強化しており、
2018年にはフランスのHaas、
スペインのColomer Lether Group、
昨年はイタリアのSamantaとフランスのDegermannを取得。
それ以前にも、
2013年から2016年にかけてフランス国内のシープスキン工場2社を買収しています。
今回の取引によって、レザーグッズ事業のサプライチェーンが強化されたことに。
また、シャネルは7月に、
イタリア・ピエモンテ州にある製糸工房「Vimar 1991」を、
グループの伝統工芸専門子会社パラフェクション(Paraffection)傘下に収めたばかりです。
今後のシャネルのレザー関連の商品、どう変化していくのか注目です。
https://pt.fashionnetwork.com/news/Chanel-compra-a-conceria-gaiera-giovanni,1237906.html
ニュース引用:FASHION NETWORK